首の痛みについて

首の痛みを引き起こす頚椎の症状や病気は、頚椎椎間板症、頚椎椎間板ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症、変形性頚椎症、頚椎症など様々な病名があります。これらの原因はいずれも姿勢や動作により、椎間板や椎間関節といった頚椎の動く部分(関節様組織)の「ずれ」から来る痛みが大半です。「ずれ」といってもレントゲンやMRIといった画像検査でもとらえきれないちょっとした軟骨組織の「ずれ」などもありますので、なかなか原因がはっきり分からない場合も多くあります。

頚部捻挫(むち打ち傷害)

むち打ち傷害とは、自動車などで追突されたり、衝突したりしたとき、重たい頭を支え、柔らかく動く頸部が、まるでむちのような波状運動を強いられることです。
これによって頸部の関節包、椎間板、靱帯、筋肉、神経、血管などがなんらかの損傷を受けて、複雑な症状が現れますが、これは病気の本態を示すものではないので、最近では適切な病名がつけられないまま頸部捻挫ともいわれています。
短時間の意識障害、頸部痛、頭痛、上肢のしびれ感、肩こり、めまい、眼症状、耳鳴り、吐き気、ときには腰痛もみられます。そして、これらの症状は、受傷直後から出るものと、直後はとくに症状はないが、数時間~1週間後になって出るものがあります。
整形外科医の方針にしたがって治療をおこなうことで、後遺症は少なくなります。

頚椎症

頚椎症とは種々の加齢変化により,脊髄や神経根が圧迫されて麻痺が生じた状態です.圧迫される部位により頚椎症性脊髄症と頚椎症性神経根症に分けられ,症状も異なります.
クビの骨の中には脳からつながる脊髄神経が脊柱管という管の中を通っており,四肢に脳からの電気信号を伝えています.
脊柱管を構成する頚椎や椎間板が加齢や外傷により変性,変形すると,神経が圧迫され,脊髄本体が圧迫されると頚椎症性脊髄症,脊髄から枝分かれした神経の根元(神経根)で圧迫されると,頚椎症性神経根症を起こします.

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